オーストラリアの建築様式

2018/02/09(金) すべて

こんにちは、建築部の保田です。

徐々にですが日中は比較的天気も良く過ごしやすくなってきましたね。

まだまだ寒い日が続きそうですが、早くもっと暖かくなってほしいですね。

今日は私がオーストラリアで得た建築にまつわる体験を少しだけお伝えさせて頂きます。

約10年ほど前の話ですが、運よく現地人で仲良くしていただいてたオージーに住宅のリフォーム工事を任されたのがきっかけです。

まずリフォームをするにあたり電気工事に関して全く無知だった私なので、現地の電気屋さんを雇ってもらい、

作業に必要な工具や腰袋など揃え、

英語もままならなかった私は辞書を片手に、何とか意思疎通を図りながら

言葉の壁にもどかしさを感じ、まずは解体作業に取り掛かるのですが、

さすがオーストラリアですね、天井を解体していると小屋裏から蛇が出てくるという、

日本では出くわす事のない状況に驚かされました。

そんなこんなでオーストラリアの住宅を少しずつ見ていく中で感じたことは、

日本の住宅とは異なり、地震に対しての配慮があまり重要視されていない事です。

寧ろオーストラリアの私が居た地域は雨やサイクロンが多く水災に対して重きを置いていました。

主に「クイーンズランダー」と呼ばれている高床式の木造建築でクイーンズランド州の建築様式で、

湿気や、シロアリ、洪水などの被害から家を守るために工夫を凝らしています。

当たり前の事ですが何処の地域でも環境に応じた家造りをしているんだなと実感しました。

新たに家造りを検討される方は、近代的なシンプルモダンと呼ばれる家も良いですが、

先人の知恵が詰まった和の要素も取り入れてみては如何でしょうか。

 

 

 

 

 

 

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